ハリネズミをよく聞かれるのは「ハリネズミってネズミの仲間?」聞かれます。
ハリネズミはネズミの仲間ではなく、ハリネズミ目ハリネズミ科ハリネズミ亜科に属するようです。もぐらに近い哺乳類とされています。
以前は食虫目としてモグラ・トガリネズミ・ハリネズミなどで主に虫を主食としている哺乳類に属していたようです。
野生化したハリネズミ
以前テレビなどでハリネズミが野生化して注目され、捕獲する番組がありましたがこのハリネズミは神奈川県伊東市のハリネズミはアジア産のマンシュウハリネズミ、小田原市では欧州産ナミハリネズミが野生化しているようです。
マンシュウハリネズミ
野生化したハリネズミのマンシュウハリネズミやナミハリネズミを含むエリナケウス属ハリネズミを現在、特定外来生物として認定されており、このエリナケウス属のハリネズミを販売・飼育はもとより、生きたままの移動を禁じられています。
違反した場合は個人には3年以下の懲役や300万以下の罰金になるようです。
ハリネズミの種類
ハリネズミはハリネズミ亜種に属しておりその中に
- アフリカハリネズミ属全種
- オオミミハリネズミ属全種
- メセキヌス属全種
- ハリネズミ属
ハリネズミ全種は未判定外来生物となっており書類名証明書の添付けが必要な生物となっています。
ただし例外がありヨツユビハリネズミは許可がなくても飼えます。
日本でペットとして現在飼って許可されているヨツユビハリネズミで原産はアフリカのサバンナで多く生息しているようです。
ヨツユビハリネズミは日本で、人間の補助がなくては死んでしまう動物なのです。
温度管理
特定外来生物のハリネズミと違いヨツユビハリネズミは温度管理が難しくヨツユビハリネズミの適切な温度は24度~29度で30度以上超えると夏眠に入ると言われています。
それでも出来るだけエアコンを使うなどして温度管理を徹底し、ハリネズミに過ごし易い環境にしてあげましょう。
冬の温度管理
一番重要なのが冬の温度管理です。
適温が24度~なのでその温度を大幅に下回ると冬眠に近い状態に入ってしまい、そのまま死に至る可能性もあります。
温度を上げる為にヒーターを設置してあげましょう。
- ペットヒーター (天井面設置)
- リバーシブルヒーター (床面設置)
- サーモスタット (温度上昇しすぎを止める)
この3セットは必須と考えてください。
ゲージの温度を上げるのにお勧めなのが、暖突(だんとつ)です。ゲージサイズ横幅60㎝位でしたら、Ⅿサイズがお勧めです。
その他にアサヒペットヒーターもあります。
ゲージ(金網タイプ)ですと温かさが逃げてしまうので、毛布などを掛けて温度が逃げないように対策してあげましょう。
床面設置タイプでお勧めなのが、リバーシブルヒーターⅯサイズがお勧めです。
温度上昇しすぎを防ぐサーモスタット一緒に利用しましょう。
最後にハリネズミって温度管理がとてもシビアで食べる餌とかも同じ食事だと飽きやすいなどと言いますが、ハリネズミと接するととても「癒される」一言に尽きます。
我が家で飼ってるハリネズミで懐いてくる感じのノーマルの「ごま」は確かに可愛いですが、抱こうとすると常にはりを尖らせる「アルビノ」は痛いけどあまりに怖がっているもので愛おしさまで感じます。痛さになれるのに3か月かかりました。